路線バス運転シミュレータ開発記

OMSIを使って路線バスの運転シミュレータを製作しています。備忘録的にゆるーく書いていきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

OMSIの導入

OMSIの基本的な操作方法については以下のサイトに詳しく書かれているので、それを前提に書かせていただきます。
https://wikiwiki.jp/omsi/

 OMSIは操作方法としてキーボードのみによる操作、マウスとキーボードを組み合わせる操作、ハンドルコントローラーなどの外部デバイスによる操作の3つがありますが、このうちキーボードによる操作は全くお勧めできません。デフォルトでテンキーにハンドルが割り当てられているのですが、キーを押すと大きく動き、離すと急に戻るという具合でカクカクしたハンドル操作になってしまいます。同様にアクセルやブレーキの操作も急発進、急ブレーキになりがちで微妙です。なので一応、キーボードのみの操作にも対応しているくらいに考えておいた方がよいと思います。

他の自動車関連ゲームにもあるように実用的なのはマウスを使った操作だと思います。前後でアクセルやブレーキの操作を行い、左右でハンドル操作を行うというものです。これならキーボードのように単純なON/OFFで制御するのではなくアナログ値で制御できるので、ハンドルの切る角度やアクセル/ブレーキの踏み具合を調整することができます。

とはいえ、自動車関連のゲームを操作するにあたって一番自然に操作ができるのが言うまでもなくハンドルコントローラーです。OMSIでは、デフォルトでATのバスしか入っていないのですが、アドインを入れることによってMTのバスも運転できるようになるので、MT操作に対応したハンドルコントローラーがベストかと思います。

そこで、フォースフィードバックに対応し、かつクラッチペダルと6速シフトがついているLogicool G27 Racing wheelを導入することにしました。しばらくOMSIを入れていなかったので再インストールして動作確認後、G27を接続しました。最初、ボタンやペダル、シフト操作の割り当て設定に難儀しましたが、無事動作することを確認できました。(OMSI2 Wikiを見るとgamectrler.cfgを修正するよう書かれていますが、私の場合はそれをやらなくても動作しました)

G27が動作するようになったところで、使ってみるうち今度は支障が起きてきました。G27はデスクの天板にクランプのような形で固定するような仕様になっているのですが、私の使っているパソコンデスクの天板の厚みが小さく使っているうちに外れてきそうになるほか、フォースフィードバックが動作したときに、デスク全体がガタガタ振動するのでデスクに乗せている液晶ディスプレイ等も揺れてしまうということがよくありました。

また、これは完全に笑い話ですが、キャスターのついている椅子を使っていたのでペダルを踏みこんだ時に、椅子が動いて自分が押し戻されてしまうなんてこともありました。

そこで、これらの点を解決するにはと考えたところ、パソコンデスクに薄い板を貼って天板の厚みをカバーする方法も検討したのですが、この方法だと液晶ディスプレイが揺れる問題が解決しないので、そもそもG27を固定する部分をパソコンデスクから独立させれば良いという結論になり、自宅にあった余った垂木で固定具を試作してみることにしました。

ちなみに椅子が動いてしまう問題については、幸い椅子のキャスターが外せる構造になっていたのでこれを外し、G27の固定具に直接ビス止めしてしまったのでペダルに力を入れて踏んでもビクともせず快適に使えるようになりました。

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全体

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OMSIを動作させてみたところ

 OMSIは複数ディスプレイに対応していないらしいので、トリプルディスプレイで実感味のある表示を行うことはできないのですが、その点についてはTrackIR(頭の動きに応じて画面内の視点を動かすことのできるデバイス)が使えるため、これで補おうと考えています。

どちらにせよ、いずれはこれをベースに運転台モックアップのようなものを作ることができればと考えているところです。実際、海外にはこんなものを作って操作している強者もいるようです。かなり本格的です。