路線バス運転シミュレータ開発記

OMSIを使って路線バスの運転シミュレータを製作しています。備忘録的にゆるーく書いていきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

外国仕様になっているものをどのように解決するか

マップエディタの使い方については前述の通り、以下のサイトを参照すれば解決できます。
https://wikiwiki.jp/omsi/SDK%20Manual

しかし、このOMSIというソフトウェア、つくりはとても素晴らしいのですが、問題なのがこのソフトウェアに標準で付属しているマップや車両はすべてドイツ仕様なので、道路は右側通行、車両は左ハンドルで乗降口が右側にあることです。

そこでこの問題を解決するには、道路を構成しているスプラインファイル、交差点を構成しているシーナリーオブジェクトファイル、そしてバスを定義している車両ファイルのフォーマットを解析して、左側通行、右ハンドル、左乗降口になるよう書き換えが必要になります。

ところが、スプラインファイルやシーナリーオブジェクトファイルはともかくとして車両の場合、車体のモデリングデータを大幅に変えたり、扉などの可動部分の定義を変更しなければならなくなるので、かなり大掛かりな作業になるといえます。さらに細かい話を言えば、車両の性能やワンマン機器の動作などについても国内仕様とは異なっているので、こうした箇所の修正も必要なります。

そこで、ネットでこれらの修正について情報収集していると、すでに国産車(いすゞERGA-mio)と国内仕様の試験マップのデータを公開していらっしゃる方(kamy_february氏)がいたため、まずはこれらのデータを有難く活用させていただき、国内仕様のアドイン開発を行っていきたいと考えています。

Kamy February - YouTube

今までいかにも外国のバスという感じだったものが、急に親近感のあるものになりました。IBISという外国仕様の装置がクラリオン製案内装置の設定器に代わっているのが憎い演出です。