路線バス運転シミュレータ開発記

OMSIを使って路線バスの運転シミュレータを製作しています。備忘録的にゆるーく書いていきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

Metasequoiaを使用してオブジェクトを作成する際のメモ

OMSI2のマップ作成をしている方のほとんどがbelnderを使っているのではないかと思いますが、Metasequoiaを使っている場合の設定等を記載します。

・通常、Metasequoiaでx形式のファイルを読み込むことができないので、モデリングしたデータはmqo形式でも保存しておく。
Metasequoiaからo3d形式に直接出力することはできないので、x形式で出力後にOmsiXConv.exeを使ってo3dに変換する。
Metasequoiaからx形式で出力するときの設定は以下の通りとする。
→cm単位でモデリングしたときはデフォルトの拡大率0.0100、x:0桁とする。
→mm単位でモデリングしたときは拡大率0.0010、x:0桁とする。
※つまりはOMSIに出力するときにm単位になるようになればOK!
→座標軸はデフォルトのDirect3Dのままとし、左右を反転するにチェックを入れたままにする。
→オプションはデフォルトの設定のままとする。(法線スムージングとUVマッピングがON)

【重要】
Metasequoiaの材質でテクスチャを指定するとき、デフォルトでは画像ファイルの絶対パスが記録され、それが出力したxファイルにも埋め込まれてしまいますが、そうすると別の環境にオブジェクトを入れたときにテクスチャが表示されない現象が発生します。

したがって、材質設定画面から画像ファイルを指定したときに絶対パスが入ったらファイル名以外の部分を削除してしまいます。これで出力されたxファイルを毎回開いて絶対パスになっているものを置換しなくてよくなります。ただし、これをやると今度はMetasequoiaのほうで画像ファイルのパスがわからなくなり表示できなくなる場合があるので、マッピングが済んでからにするか、mqoファイルと同じフォルダに画像ファイルを置くようにすれば問題ありません。
なお、xファイル内で指定するパスはファイル名のみではなく、OMSIのフォルダ構造を意識したものにする必要があるのではないか(つまり相対パスにするということ)と考えたのですが、そのようなことをしなくてもファイル名だけ指定すればOMSIが自動的にファイルの場所を探しに行ってくれるようです。試したところ、OMSIフォルダ直下のTextureフォルダも参照できました。
それから、OmsiXConv.exeを使ってx形式からo3d形式に変換したときも、ファイルのパスは引き継がれているようです。

 

■OmsiXConv.exeは以下のURLから入手できます。
(OMSI 1+2 SDK-Toolsと書いてあるもの)

https://forum.omnibussimulator.de/forum/index.php?thread/27441-de-en-omsi-download-links-doku-sdk-sdk-tools-din-fonts/

 

逆にすでにあるxファイルMetasequoiaで編集したいときは、LithUnwrapにてx形式からobj形式に変換すると編集を行うことができます。obj形式で読み込むとき拡大率などを入力するダイアログが表示されますが、デフォルトのままで読み込むとm単位になります。もっと精度の高いモデリングをするときは、cm単位なら100、mm単位なら1000を入力します。

■LithUnwrapは以下のサイトから入手できます。
https://gamebanana.com/tools/6139