路線バス運転シミュレータ開発記

OMSIを使って路線バスの運転シミュレータを製作しています。備忘録的にゆるーく書いていきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

地表高と路面高の違い

以前、地形の作成 - 路線バス運転シミュレータ開発記にてSRTMデータから地形を生成するという話を書きましたが、マップ作成に際して注意しなければならないのが、地表高と路面高は等しいとは限らないということです。
実際マップを作成してみるとわかりますが、SRTMデータから生成できる地形だけでは道路の高さまではわかりません。
盛土あるいは高架になっていれば道路は周囲の標高よりも高くなりますし、切土あるいはアンダーパスになっていれば低くなります。
そのため、ただ単に道路を地形に据え付けるというだけではどうしても実感味に欠けてしまいます。
実際の図面などが入手できれば問題ないのですが、すべての道路に対してそう簡単に入手できるとは思えません。

色々解決策を考えたのですが、今のところ思いついた方法が地理院地図のツールを使う方法です。
画面右上の[ツール]-[断面図]を選択して始点をクリック、終点をダブルクリックするとその区間の標高の変化を地図上の位置と照らし合わせながら見ることができます。
これを応用すればおよその路面高を導き出すことができるというわけです。
道路を分断するように使えば横断面図が得られ、道路に沿って使えば縦断面図が得られますのでぜひお試しを。

地理院地図
https://maps.gsi.go.jp