前置きが非常に長くなってしまい申し訳ありませんが、ドイツのMR-Software社が出しているOMSIという路線バスの運転シミュレータを知ったのは、ちょうどこの6000形の運転シミュレータを製作している最中でした。路線バスを運転するシミュレーションゲームのようなものは他にもいくつかありますが、以下のような突出した特徴があり「これを使えば諦めていたものも作れるかも…」と思えるようになりました。
- 外国仕様とはいえIBISのようなワンマン機器の操作をはじめ、乗客の乗降、料金の収受、乗車券の発行など路線バスについて一連の業務が再現されている
- 車両についてはドアの開閉、方向幕あるいはLED表示の設定などができ、運転操作についてはメインスイッチ、スターター、AT/MTのシフト操作、ウインカー、ワイパー、ヘッドライトなどが再現されている
- 車両データ、オブジェクトデータ、マップデータ、路線/時刻表データなどを規定のフォーマットで作成することによってアドインを製作でき、非常に自由度が高い
- マップデータについては専用のマップエディタが付属しており、これを使用することによって道路の作成、建物やバス停の配置ができる
- 場合によってはスクリプトを駆使したり、CなどでDLLを開発して機能を拡張させることもできる
やはり、OMSIを使用する理由で一番大きいのは、これまで私がやろうとしたように全て自前でプログラミングする必要もなく、しかもBVEのように自前で路線データを作成でき自由度が高いということに尽きると思います。OMSIはBVEとは違い市販のソフトウェアですが、かなりオープンな仕様になっているところが気に入っています。ただ、外国製のソフトウェアなので日本語に対応していないのが少々残念なところではあります。
ちなみに本来なら店を営業している期間中に製作してみたかったのですが、前述の6000形運転シミュレータの製作で手一杯で、バスの運転シミュレータ製作に着手する間もなく、事情により店を閉めることになり今日に至るというような状況です。
当時パソコンにインストールしたOMSIはアンインストールしていたのですが、最近になってOMSIをインストールしてみたところ案外ハマってしまったので、やはり当初考えていた運転シミュレータを製作したいという思いが強くなり、少しずつでも進めていくことにしました。
もしこれを読んでOMSIに興味を持たれた方がいれば、AmazonからDVD版を購入するかSteamからダウンロード版を購入できます。後者の方が大幅に安く購入できるのでお勧めです。付属のマニュアルはドイツ語と英語で書かれているので、以下のサイトを参照するとよいと思います。日本語に翻訳されたマニュアルがあり、操作方法などが詳しく書かれています。