路線バス運転シミュレータ開発記

OMSIを使って路線バスの運転シミュレータを製作しています。備忘録的にゆるーく書いていきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。

空気圧計の改造

水温計、燃料計、油圧計、電圧計の4つの計器については電気的に動作させることが可能なのですが、空気圧計については簡単にはいきません。
実は以前からどうしようかと考えていたところでもあったのですが、空気圧計を動作させるには次のような方法があるかと思います。

(1)コンプレッサーで圧縮空気を空気ダメに溜めて、空気圧計との間に電空レギュレータを入れて任意の圧力を得ることにより、空気圧計を動かす方法
(2)空気圧計自体を改造してサーボモーターを取り付け、直接空気圧計の指針動かす方法

以前は(1)の方法で実装しようと考えていたのですが、つくりが大掛かりでコストもかかり、動作時の騒音が気になるというあまりスマートな実装ではないことが気になりやめました。この方法の利点といえば、空気圧計の改造がいらないこと、他に空気圧で動作する機器があれば圧縮空気を供給できるということでしょうか。
(2)の方法については空気圧計を改造する必要がありますが、動作音も気にならず低コストで実装できます。
そこで、今回は(2)の方法をとりたいと思います。

まず、メーターパネルの前面カバーをはずし、空気圧計の針を抜きます。抜き方としてはまず丸形の黒いカバーを外してから、針の根本からペンチなどで垂直方向に力を入れると抜けます。

f:id:poplar1930:20210615235708j:plain

次にメーターゲージを止めているビスを外して、計器の内部が見えるようにします。

f:id:poplar1930:20210615235839j:plain

このままではサーボモーターが入らないので、不要な部分をペンチなどで除去します。

f:id:poplar1930:20210616000042j:plain

除去したらサーボモーターを取り付けます。
私の場合、接着剤で固定しました。

f:id:poplar1930:20210616000229j:plain

サーボモーターの配線は裏側の穴から逃がします。

f:id:poplar1930:20210616000455j:plain

メーターゲージのパネルを再び取り付けたときに、サーボモーターの軸がパネルの穴から見えていればOKです。

f:id:poplar1930:20210616000647j:plain

あとは、針をサーボモータの軸に取り付け、動作するかチェックします。
ちなみにサーボモーターの軸の穴よりも針の軸のほうが大きかったので、サーボモーターの軸の穴を少し広げて取り付けを行いました。

サーボモーターが正しく動けば、動画のように空気圧計の針が動くはずです。

youtu.be